2013年6月9日日曜日

お笑い番組でのやらせの笑い声についてファンが質問!ダウンタウン松本さんの意見!!


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お笑いテレビ番組見てると必ずやらせ?の笑い声が聞こえてきますが、
ファンがダウンタウン松本さんに、それについてなんであからさまなヤラセを辞めないのかと質問したそうですね。
それの答えが面白いと私は感じたんですが、「車の矢印信号が出なければ曲がれない(曲がると判断できない)のと同じように、
お笑い番組見ててもどこで笑えばいいのか分からない人が9割もいる」というように答えたらしいですね。
なるほどなぁ。明らかにやらせっぽくても笑い声ってすごい効果があるんだと思います。
嫌な人は嫌だと思うんですが、やらせだと思う笑い声でも人はつられて笑ってしまうことが多いんじゃないでしょうか。

私は笑いどころが分からないというよりは、自身が無いんじゃないかなってほうが強い感じに思いますが。
昔の話で今はどうか知りませんが、音楽のコンサートかなんかでも演奏が終わったとき拍手をする人、アンコールをする人などを大々的にバイト募集していたそうです。

大々的にですよ!?コンサートとかやってたとことかに、大きく「演出担当スタッフ(さくら、やらせ)募集中」みたいな感じで募集されてたんですよ!?
まあ、この話は拍手だったりアンコールしたりするのが当たり前ではない時代、そういう文化が浸透していない時代にそれを広めようとするためのものだったのかもしれませんが。
それらの仕掛け人となる人が観客の先導となることで、他の一般観客もつられて拍手したり、アンコールと叫んだりするらしいです。
ちなみに、雇われの仕掛け人さんの給料は、どれだけ大きな拍手が出来ていたかとか、大きな声でアンコールと言えていたかで決まっていたという話だったと思います。
今のテレビなんかでも松本さんも言うように、そうなんだと思いますが、それらの仕掛け人がいることで、笑いどころを知らせているという話なんでしょうね。
もともとはすっごく昔からあった手法なんですが、人間はそういうものに無意識に反応しがちなそうですよ。
それほど昔の手法が変わらず今でも用いられているくらいに効果があり強力だと言うことなんですよ。

9割の人は笑いどころが分からないという松本さんの意見でも分かるように、
人は自分がどう行動すればいいか分からない時は人を見て判断するんです。
つまり、笑い声の話だと先に笑った人がいるから安心して笑えるという感じでもあるのでしょうか。
子は親の背を見て育つというように、子供は最初は何も知らないですよね。それが大きくなるにつれてテレビ見て笑うようになるのは、テレビ見て笑う親の姿を見ていたからだと思うんですよ。

そして、その親はテレビの演出(さくら?)の笑い声に反応し笑うと。勿論、そもそもネタがつまらなければ、いくら演出を入れようが笑わないと思いますが。

こういう笑いの演出に反応する事実があるように、人を見て判断(反応)する場合に気をつけたいのが、それが間違っていたとしても反応して行動する場合がある、更にヤバいことに、それによって大変な問題が起きたりする場面があるということ。
確かこれを集合的無知の状態と言ったと思います。これは本当に悪人を除いた全ての人に理解しておいて欲しいことです。
自身が無いから人を見て真似します。優しい良い人ほどそうなりがちだと思うんです、、。
人を見て自分のとる行動を判断する場面では、一番最初に行動を起こした人がもしかすると仕掛け人かも知れません。
それについてやそれ以外についても非常に興味深く面白い実験をし、詳しくそれらの”現象”について説明されている本が影響力の武器と言う本です。

笑い声につられるくらいなら大した被害はありませんが、命に関わるような緊急で重大な場面でも多くの人は他人を見て行動を決めているんです。

それは、自己責任をとることに恐れているからか、自身の知識に確実だと思える自身が無いからか、またはそれ以外かもしれませんが、自分が傍観者ならばまだ自信に被害はありません。

しかし、自分の命に関わるような場面では、知らなかったでは済まない、絶対に知っておかないとまずいことがあるんです!!

自分の命は勿論、見ず知らずの他人や、大切な人の命を救うためにもこれらの現象について理解しておかなければ、悔やんでも悔やみきれない、大変な後悔を生むことになることかもしれません。

読んでいただきありがとうございました。今回の記事は少し後味が終わり方になったかもしれませんね。
それほど、この原理などについて学ぶことが大切だと伝えたかったのですが、もし気を悪くされた方がいたらすみません。
*この記事は、さくらや演出などテレビの批判をしたい訳ではありません。

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