悟りの話。～小さな悟りと大きな悟り～

少し前に、考えすぎて動けない場合の話をしました。

その話を読んでいただけると少しは分かりやすいかもしれません。

目標があるのに行動できない人への話で、一億円貯めるのが目標だった場合、1億円札はありません。

一万円札でも千円札でも良いですが、一億円に比べるととても小さなお金を沢山集めて一億円になります。

私が思うに、全てを悟るというのもこれと同じなんじゃないかと感じています。

仮にすべてを悟った状態が一億の悟りだとした場合、
いきなり突然一億の悟りというものではないのだと思います。

一億に比べれば、一万円という小さな悟りで積み重なって成るものだと思っております。

小さな悟りを感じていれば、何かを少し教わった時に”もしかするとこの場合もこうじゃないか？”と理解するのが一を聞いて十を知るということだと私は思っています。

そして、とても小さく大きな悟りの1つは感謝するということではないでしょうか。

感謝という視点を持って行動すれば、有難うという気持ちが多くなります。

有難うを持って行動した時、人は有難うが多くなります。多くの有難うが人の心に喜びを与えてくれます。

言われる人も言う人も嬉しいものです。接客業をしている人が、お客さんに有難うと言われるのが嬉しいと言います。

お金を貰っている立場であろうが、払う立場であろうが、有難うというのは最低限の礼儀ですよね。

有難うの凄さを理解するのも悟ることではないでしょうか。この小さくて大きな悟りは必ず多くの幸福を感じることになります。